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野窓
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みなさまと、私たちと。
「野窓<Nomad>」に込めた想い
“野窓”に込めた想い
「津和野」の「窓」
旅人と津和野に暮らす人にとって、日常を離れた空間での時間・出逢い・経験を通して、心に新鮮な風が透る「窓」のような存在でありたい。
「野」にひらかれた「窓」
自然界と人里が交わるこの土地で、野の恵みを五感で感じられる場所でありたい。
Nomad(ノマド)=放浪者・遊牧民
「旅行」よりももっと自由に、心の赴くまま過ごす、「あなただけの旅」をお手伝いしたい。
HISTORY
野窓の、ものがたり。
はじめまして。
「Tsuwano GuestHouse & Cafe Lounge 野窓」宿主の齋藤香菜子です。
私自身もかつて旅人だった経験から、構想よりおよそ10年の年月をかけ、この場所をひらくことを目指してきました。
なぜ「野窓」をひらいたのか。
これまでの経験を紐解きながらお伝えしたいと思います。
野窓ものがたり
はじめまして。
「Tsuwano GuestHouse & Cafe Lounge 野窓」宿主の齋藤香菜子です。
私自身もかつて旅人だった経験から、構想よりおよそ10年の年月をかけ、この場所をひらくことを目指してきました。
なぜ「野窓」をひらいたのか。
これまでの経験を紐解きながらお伝えしたいと思います。
〇私が津和野に住む理由
私は東京の下高井戸に生まれ、2歳から28歳までを札幌で過ごしました。
2012年オープンより勤めたホテルの仕事を辞め、海外転出届を出し、かねてより夢だった世界一周のひとり旅に出ました。
505日間、世界24ヶ国を巡るなかで美しい古都、砂漠、氷河など見たこともない絶景に幾度も心動かされましたが、そのなかでも特に胸を打ったのは、発展途上国の農村の暮らしでした。
水道もガスも電気もない村で山に水を汲みにいき、薪を拾って火を熾す。
鶏に祈りを捧げ、殺めて、頂く。
私たちが忘れてしまった「生きるための知恵」や「自然への畏怖」を持ちながら暮らしている人々の生きざまが本当にたくましく、美しかったからです。
帰国後は、「自然の恵みがそばにある土地で旅人を迎える場所をつくりたい」と思い描くようになりました。
2014年に初めて津和野を訪れ、自然と人の営みが織り成す美しい風景に心を奪われ、移住を決めました。
日本遺産コンシェルジュとして働きながらまちの起源や伝統を学び、里人の知恵を知り、さまざまなご縁に恵まれ、この古民家にめぐり逢いました。
〇野窓の建物について
築50年の古民家は、もともと材木屋さんを営んでいたかたが建てた、日本家屋の店舗兼住宅です。
今では手に入らない上質な木材が使われ、床の間には繊細な細工が施され、材木屋さんならではの資源の豊かさと職人さんの技術を感じられます。
宿の玄関を出ると、目の前には蒸気機関車「SLやまぐち号」の発着する線路と津和野のシンボル「青野山」が広がります。
宿の裏手の山には沢が流れ、お殿様の墓所や、菩提寺だったお寺、カトリック殉教の聖地となる教会などがお散歩できる範囲にあります。
駅から徒歩5分の城下町内ですが、稀に野生の動物を見かけ、初夏には蛍も飛ぶ、まるで森と人との境目のような場所です。
〇野窓がオープンするまで
古民家を譲り受けてから完成するまで、一年半の月日がかかりました。
大工さん、建築士さん、庭師さん、WEBデザイナーさんやイラストレーターさんをはじめ、そして手伝ってくれた人たちと応援してくれる人たちの励ましを受けながらすべての過程をありのままお伝えし、ひとりひとりとの繋がりを大切に過ごしてきました。
そして今、これを読んでくれるあなたとも、今日から繋がっていけたら嬉しいです。
野窓完成までの道のりは下の「オープンまでの物語(特設サイト)」およびインスタグラムにてご覧いただけます。
Special Thanks;
Carpenter : Kouno Kenchiku
Architect : Tomohiro Kuroyanagi from Jimikuro
Gardener : Yohei Hashiguchi from Niwa no Gypsy
Web Designer : Jun Sasaki
Illustrator : Saori Yamada
…and thank you for all your help!